カワウソ採用始めました!
初めに
突然ですがみなさん、「ココト」といえば何を思い浮かべるでしょうか。
得体のしれないIT企業?それとも去年、衝撃のデビューを果たした
AIスピーカー「OVAーCHAN」?
いえいえ、
我が社のマスコットキャラクター、「SEカワウソさん」でしょ!
みてくださいこの御姿。黒ごまのようなつぶらな瞳。ちいこいおてて。触り心地が良さそうなほっぺ。
もう存在自体が罪。ゆるキャラグランプリに出たら5000兆くらいは余裕で票を獲得できるはずです。
ですが正直、知名度がないSEカワウソさん……(あと弊社)
「もっとSEカワウソさんをアピールしたい!(あと弊社)」
あと社会の荒波に流されて、疲れ果てたので癒しが欲しい。不労所得の次くらいに。
そこで……
「カワウソ採用」、はじめました。
「カワウソ採用」とは?
このご時世、仕事がほぼなく現世を彷徨うことしかできなくなったカワウソを、弊社のSEとして採用する制度です。
カワウソも仕事を得られてハッピー、社員も癒しを得られてハッピー。
まさにwin-winの関係。
ついでに弊社も「カワウソが働いている会社」としてナウなヤングにウケウケ、知名度もうなぎ上りになるはずです。
早速ですが、「カワウソ採用」第一号に登場してもらいましょう。
川嘘さんです!
かわいい〜〜〜〜〜
……ですよね?
だって黒ごまのようなつぶらな瞳、ちいこい(社員の)おてて、触り心地が良さそうなほっぺ。
SEカワウソさんの「かわいい」の全て条件満たしていますもんね。
これはもう、かわいさの塊でしかありません。
とりあえず入社記念に写真撮りました。
いい笑顔!
インタビューにも答えていただきました。
いかがでしたか?
ちなみに字幕はカワウソ語ができる人が弊社にいなかったので、適当に入れました。
まぁ、多分こんな感じでしょう。知らんけど。
業務開始!
入社していただいたのはいいものの……
みなさん真っ先にこう思うでしょう。
「そもそもカワウソってプログラム書けるの??」
だって……あのカワウソですよ?
トレーニングすれば「タッチ」などの芸は覚えられるらしいですが……ねぇ?
「キュ一!キュッキュイッ!」
「キュッキュッキュッキュイッ!」
「キュッキュッキュッ!」
疑いの目でみていたのを察知したのか、すごい勢いで鳴きわめく川嘘さん。
今なら川嘘さんのヘソで茶が沸かせそう。鳴き声も沸騰寸前のやかんみたいだし。
そんなムカ着火激おこファイナリティスティックぷんぷんドリームな川嘘さんに連れてこられたのは、とあるプロジェクトのチームが働いている部屋。
パソコンの前に座ってこちらをみるその眼差しには強い意志が宿っていました。
いいよ、川嘘。お手並み拝見といこうじゃないか。
カチャカチャカチャ!!!!!
ッターーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!
なんということでしょう。
川嘘さんが華麗な指さばきで打ったコードが、見事に動作したではありませんか。
その後も次々と動作するプログラムを作成していく川嘘さん。
高らかに鳴るキーボードから文明開化の音がします。
「カワウソは人間よりも知能が低い」という己の認識と傲慢さを恥じました。
申し訳ございません。筆者が腹を切ってカワウソ界隈にお詫びいたします。
「これからよろしくな、川嘘!」
固い握手をかわす、両者の眼差しには相手への信頼と、これからの期待に満ちていました。
「働き方改革」をしよう!
しかし、ここで問題点が。
弊社は人間用に作られているので、カワウソが快適なオフィスライフ過ごす環境が整っていないのです。
これはいけない。
そこで……「働き方改革」を行おうと思います!
今回取り組む改革は以下三つ。
①プールを作る
②冷蔵庫に生魚を常備
③おもちゃを配置
①プールを作る
カワウソは元々水辺の生き物。健康のためにも一日二回は水浴びさせる必要があるんだとか。
早速ド●キで買ったビニールプールに水を入れてスタンバイ。
川嘘さん、大はしゃぎです。
周りに物凄い勢いで水を撒き散らしていきます。
その後、ビニールプールはその短くも儚い命を散らしました。
ついでに筆者のスマホも水没しました。
でも川嘘さんが幸せならOKです。
②冷蔵庫に生魚を常備
カワウソさんの食事のために、魚を10kg買ってきました。
冷蔵庫を開けた途端、魚特有の生臭い匂いがムワりと漂います。
一緒に冷やしてた飲食物にも、その素敵な匂いが染み付いていました。
まぁ、多少の犠牲は仕方ないですよね。
はい、川嘘さん、どーぞ
ポイっ、
食えや!!!!!!!!!!!!
どうやら川嘘さんは、魚がそんなに好きではない模様。
ちなみに伊勢海老なら食べてくれました。
いや、グルメだなオイ。
残された魚は川嘘さんではなく、筆者や同僚の腹の中に消えることになりました。
もうしばらく魚は見たくないです。
③おもちゃを配置
そういえば、カワウソの顎の力って大型犬並にあるらしいですね。
南無阿弥陀仏。
こうして弊社は「働き方革命」により、生まれ変わりました。
すっっっごい漁港の匂いする。
筆者の故郷を思い出して涙がホロリと出てきました。
とりあえず、これで川嘘さんは快適なオフィスライフを過ごせるようになったのではないでしょうか。
……なったよね?
—–数ヶ月後
「かわい〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
そこにはすっかり弊社になじんだ川嘘さんがいました。
周りに囲まれているせいか、ご満悦顔です。
社員の声
・存在自体がマイナスイオンなので、わざわざ遠出しなくても森林浴と同等の効果が得られます!
・そこにいるだけでチヤホヤされる川嘘さんを見て、自分がモテない理由と人生を考え直すきっかけになりました
・くさい
うん、評判も上々だ!
「あの……ずっと思っていたんですけど」
「川嘘さんって、本当に『カワウソ』なんですか?」
「えっ?」
「だって、なんか現実のカワウソとはなんか違うような……」
いや、そんなことはないはず、
あっ!
この尻尾!!!
ラッコじゃね??????
どおりでなんか違和感あったはずだわ
「川嘘さん」
「キュイ?」
「あなた、動物のカワウソじゃないでしょ」
(ギクッ)
「うちが人間とカワウソ以外とってないの知ってるよね」
「……。」
「素性を偽って入る方は信用できない。申し訳ないのだけれど、辞めてもらうという形に」
「……キュ、」
「きゅ?」
「ギュ゛イ゛イ゛゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛イ゛イ゛!!!!!!!!!ヂヂヂヂヂヂヂヂ!!!!!!!」
「うっせぇわ!!!!!!!」
地震雷火事川嘘。
この世の終わりのように喚いて暴れる川嘘さん。
あれですね、浜辺に打ち上げられてビチビチ跳ねる魚と同じです。
「あっ」
うっかり川嘘さんと目があってしまいました。
「僕を捨てるの?」そう訴えかけてくるような潤んだ瞳。
その瞬間、川嘘さんと過ごしたここ数ヶ月の記憶が走馬灯のように流れ出しました。
そうだよな、カワウソではなかったとはいえ、俺ら数ヶ月間共に過ごした
「仲間」だもんな……
「ダメです」
同じ食肉目イタチ科だとしても、我々が求めているのは「カワウソ亜科」であって、「ラッコ属」ではない。
水族館へドナドナされていく川嘘さんを見送りながらお別れです。
さようなら川嘘さん!水族館で会おうね!
最後に
ちなみに……
「カワウソ採用」は“”嘘””ですが(カワウソだけに)
ココトには““嘘””ではない、ユニークな採用があります!
小林採用
Q.ココト社内で1番多く在籍している苗字は?
A.「小林」
よいものは更に伸ばすのがココト精神です。
株式会社ココトは小林日本一を目指します!
目指せ、小林在籍日本一、いや世界一!!!!!
ナイツ採用
千葉テレビ「ナイツのHIT商品会議室」の番組内で産声をあげた、新たな採用方法です。
苗字が「はなわ」「つちや」「ないつ」、7/12生まれ、兄がSAGAの歌を歌っているetc…
「ナイツ」でナイスな方、大・大・大募集中!
※もちろん、上記に当てはまらない方の応募もお待ちしております!
※4月1日は、エイプリルフールです。